CV:海原エレナ?/登場作品:姫さまはプリンセス
ブルムランド王国第三王朝スコーガホルト家第一王女。2月24日生まれ。O型。身長164cm。B94(G) W55 H84。ブルムランド王国には苗字がなく、「マグヌズドティール」とはマグヌスの娘ということを示すタグのようなもの。下に
アンナ?(第二王女)と
ウルスラ(第三王女)の2人の妹を持つ。
3姉妹の中でも特筆して聡明であるという。王家で7歳からラテン語とギリシア語とヘブライ語を習い、10歳から日本語を学ぶ。12歳で本国の中等教育を完了し、大学に進学。大学は飛び級で卒業し、日本に留学。
遠藤忍や
白鳥可菜子と同年齢にして既に大学院生である。好奇心旺盛で何にでも興味を示し、知識を吸収しようとする。記憶力が異常に良く、何をするにも飲み込みが早い。今は国をより良くする手がかりをつかむため、日本の歴史、特に明治維新を重点的に研究しているという。目下資本主義発達史における講座派と労農派の見解の違いに注目している。
屈強な黒服たちに追われている忍を助けた。白磁のようにつややかな肌と内から輝くかの如き金色の髪を持つ。忍が一目見た時「太陽が増えた」のだと感じ、その圧倒的な存在感から微動だにすることができなかった。
権謀術数渦巻く王家にあり、第一王女としての重圧や世継問題を抱えて成長し、利害や主従の伴わない掛け値なしの友情というものを知らずにいた。それだけに日本に来て忍や加菜子と出会えたことを何か救いのように感じた。
結婚できる年齢になって初めて参加した社交会で、とある侯爵貴族から妻にして男児を産ませると迫られて姦淫されそうになり、それ以来男性不審に陥る。実際に立食パーティーで男っ気に当てられてると眩暈を催すことがある。
大きな変化をもたらす展開は二つ用意されている。一つは純愛編でもう一つはヤンデレ編。純愛編で忍は研究者の道を歩み、紀元前の海洋民族を研究する中で気付いた新仮説を提唱し脚光を浴びる。とりわけ先住民が海洋民族であったブルムランド国内では大きな反響を呼び、テレビに引っ張りだこになったこともあった。忍はブルムランド国立大学に学位請求論文を提出し受理されるまでになり、数年に一人出るかどうかという特別勲章「大勲位薔薇褒章」を授かることになる。式典で貴族や報道陣が詰めかける中、ルシアは忍と抱擁し、口付けを交わす。「会場は人々の悲鳴と怒号と絶叫で、まるで地震のようだった」(新聞紙)とされる。
ヤンデレ編で忍は王家の従僕にも関わらずルシアと結婚の約束を結ぶまでになり、そのあまりの身分差に
クリスティン・アグネス・ヨハンズドティールは激怒し、また頭を抱えた(クリスティンの言を借りれば姫様が「籠絡」された)。どこの馬の骨かと思われていた忍だが、指環が契機となって展開は一変する。それからというもの忍はブルムランドの言語や文化を吸収するなどして教養を高め、また、マスコミ人気を得るように尽力した。貴族の非嫡出子の認知も得たものの、依然身分的には雲泥の差。それでも平民の高い人気を背景に婚姻まで登り詰めることになる。
傍論になるが、忍とクリスティンがブルムランド王国で結婚するルートでは別の人と結婚して男児を産み、正式に次期国王(女王)としての地位を固める。また可菜子ルートではやはりブルムランド女王となり、GDP世界二桁前半に押し上げるという辣腕をふるった功績と飾らない人柄で国内外から高い評価をを得たとされる。
日本で忍とクリスティンが結婚するルートでは留学を終え本国に帰った後も時々日本に遊びに来る記述がある。やがて本国でEU加盟に反対するキリスト教原理主義過激派のテロが起き、その上石油価格の下落も手伝って軍事クーデターが頻発。軍政部が発言権を持ってEU加盟反対派が政権を牛耳り、ルシアはロンドンに亡命政権を建てて抵抗する事態になった。原理主義政権に反発する市民たちは「北太平洋の至宝」と呼ばれるルシアの下に集い、ゲリラ活動を続けた。国連平和維持軍の尽力も功を奏さず、先の見えない状況の中でも果敢に声明を発表し、市民たちを鼓舞し続けたという。