素人系総合 wiki - 可畏

可畏【かい】

登場作品:クレナイノツキ

 我欲を捨て切れない神の巫覡(ふげき)のこと。鬼神と結んだ総領が天寿を全うしながらも人としての煩悩を捨て切れなかった末になった羅刹のことを指す。
 曲木村(勾の里)の村人の血の中には先祖の鬼の力が眠っており、とりわけ鬼神と結ぶ総領の血は力が強い。そのため日々高まる鬼の力が暴走する前に「終儺の儀」によって次代へと受け継がなければならないという。
 可畏となった者はあらゆる欲に溺れ、欲のために他者を殺め、奪い、命果てるまで戦い続けるという。金武が20年前の「終儺の儀」で可畏となって暴れ、それ以来儀式に使う真角が行方不明になっているという。返りとは異なり圧倒的な力を振るうことができ、これまで可畏を捕まえるのに村の人間が56人、アブキ谷(天狗側)の人間が239人亡くなったという。
 鬼神と力は同等であるため、たとえ幽閉されていても気は遠くに居ながら別の場所に己の写し身を存在させることができる。


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