登場作品:潮風の消える海に
鶴見線の
浅野駅から分岐する「海芝浦支線」の終着駅。JR東日本(東日本旅客鉄道)が所轄する実在する駅であり、駅舎は横浜市鶴見区末広町二丁目に位置する。本編では
宮地進が
榎木田美潮と睨み合うのに飽きた頃、やって来た海芝浦行きの電車に乗って行くシーンがある。なぜか進についてきた美潮は「随分、洒落た場所知ってるんだ」と言い、夕方の海風に黒髪をなびかせながらぼんやりと「
つばさ橋」を見つめていた。このシーン以外にも本作品ではよくこの駅が登場する。
元々進は父と喧嘩してふてくされた時にこの駅によく足を運んでおり、本編冒頭で
東上浩介と出会うのもこの駅であった。その本編冒頭では「埋立地の外れにある行き止まりの無人駅であり、改札の外は工場に続く。ホームの奥にはベンチが幾つか並ぶ小さな公園(=海芝公園を指す)があり、一般人が立ち入れるのはそこだけである」(以上要約)と紹介されている。