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皇愛【すめらぎいつき】

CV:風音?/登場作品:夏色ストレート!

 身長159cm。B88 W57 H79 43kg。3年。1年の時からずっと生徒会長の座に就いている。平河公博は愛に専属補佐という形で仕えさせられている。「校内一の美女」と名高いが(自ら眉目秀麗だと言っている)、手が出るのも早く、逆らうことは許されない。激甘なホットココアが大好きで毎日昼に公博に買ってこさせている(後述参照)。
 学校の最高権力者を自認している。生徒会長という役職に長く就いていると言い訳もあっさり通じてしまい、遅刻という概念が消滅してしまうのだという。
 記憶力が良く、全校生徒の顔と名前、住所や電話番号をすべて把握している。
 憎まれ口を言って、他人を焚きつけてやる気を起こさせるのが得意。公博曰く他人を引きつける感性は天性のものがある。本人は全生徒に対して平等に際限なく愛情を注ぐことをモットーとしているが、とりわけ専属補佐の公博に対しては厳しく言いつつも特別に目を掛けている。生徒会顧問の鏡月祥子とはいつも言い争っている。
 運動神経も良い。剛の高城さやかに対して柔の皇愛という印象であり、クールで無駄のない動きを持ってしなやかにこなしていく。
 球技大会の閉会式を抜け出した公博に愛が話しかけるところから話は進展する。予め宣言していた優勝を実現できず、罰を覚悟していた公博の唇に愛はキスをした(閉会式以後は個別ルート)。
 ほぼ志望大学への推薦入学が確定しているが、もしもの時にそなえて夏休みは勉強に充てている。さやかルートでは学校の夏期講習のため公博とさやかの恋仲に干渉できず、悔しがっていた。また気を使われて海水浴に招待されなかった(愛ルート以外の3ルートで登場)ことに不満を表している。
 愛ルートでは公博が意を決して愛を海に誘ったが、公博自身が補習メンバーに選出されたため行けなくなった。愛は学校側が無償で行っている夏期講習に参加しているが、公博の補習予定が見事自分の講習のオフの日時に被さっていたためである。水着まで準備して楽しみにしていた愛は不機嫌を露わにする。
 補習対象になったのは2年1組で公博一人であり、祥子からは出勤義務が増えたと遠回しに嫌味を言われる。愛は祥子から公博の監督管轄を強引に引き受け、補習中の中間テストで高得点を取らせて以後の補習を免除してもらうことを狙った。
 キスの一件以来公博は注意力が散漫になり、勉強が手につかないようになる。街で妙に重々しい雰囲気を醸し出している愛が気になり、尋ねたところテストで基準点以上取ることを条件に理由を教えてもらうことを約束され、初めてやる気を出すことになる。テストの問題はさほど難しくないが、基準点は満点に近い点数だったため、気を抜かず勉強を続けた。前日に期末考査の模範解答を貰っていたことを思い出し、解き直していたところ、本番ではまったく同一の問題が出題されたため、基準点をクリアできた。同じ問題を出すあたり祥子自身も公博を助ける気満々だったことが明かされる。
 重苦しい雰囲気の正体は母皇恵の入院であった。公博が見かけたのは面会に行く途中の愛である。
 二人は愛が福引の景品で当たったと言うチケットで屋内遊泳施設に遊びに行く。昼食を買って戻る愛にナンパ男が食い下がる。なかなか引かない男に公博がやって来て「愛は……俺の女です」と言い場を収めるが、後で愛からひどく痛めつけられる。フランクフルトが欲しいという公博に愛は悪戯心を催して反対側を口に咥え、もう反対を公博に食べさせるように仕向ける。愛は最後の一口二口は諦めてくれて引き下がってくれるだろうと見込んでいたが、子供が公博の背中に衝突して意図せず二人は口づけを交わすことになる。その後流れるプールを逆走する公博につられ、愛も試みたところ胸の水着が流されてしまった。打って変って動揺する愛に公博は球技大会でのキスについて尋ねるが、水着が一周して戻ってきたために回答を聞くことはできなかった。
 帰り際に今日が夏祭りだったことに気付き、屋台を見回る。カップルが多く集まっていたが、愛はカップルに見えるかは第三者にしかあずかり知らぬことであり、考えるだけ無駄だと言う。金魚すくいを何度も失敗し、人生初の敗北感だと怒りが収まらない愛に公博は改めて第三者から見て自分が愛をどう思っているか問うた。「可愛い」と思っていることを公博が告げた時、そこには今まで以上に動揺する愛がいた。ちょうど花火が上がり、愛は淡々と自分の家庭事情を語り始める。病弱で自分が生まれたばかりの頃に亡くなった父に今は入院する母・恵。そして、アレ(=母)とも一緒に花火を見れたらと付け加えた。それを聞いた公博が面会終了時刻が過ぎているにも関わらず愛を連れて病院に押し掛け、師長の溝口水音を説き伏せて恵を病院の屋上に連れ出して花火を見せる。花火が散る中二人は何度も口づけするが、互いの姿しか見えていないため、傍で凝視する恵と水音に気付かずにいた。
 亡くなった父にもし母まで失った時に自分はどうなるのか、とずっと恐れていた。今は公博が隣にいてくれるため、必要以上に憂うことはないんだと楽に考えられるという。花火からの帰り道、愛の家で二人は初めて体を重ねる。
 夏休み明け、文化祭の準備に追われる愛は公博を椅子代わりにして密着して仕事に励む。さすがにやり過ぎだと言う公博に愛は役立たずだと退去を迫る。公博は恵に相談したところ、恵は愛から緘口令が敷かれていたある事情を公博に話す。公博の補習テストのために小学生の講師のバイトに応募したこと、出来たてほやほやで人気のある水泳リゾート施設の券を苦労して取ったことであり、内緒にしていたのは普段から完璧超人であることを誇りにする自分の欠点を公博に見せることで嫌われたくなかったからだという。
 母・恵が手術をすることになり、しばらく愛は学校を休むことになる。学校に戻って来て以後、あくまでも文化祭の準備を優先させる愛に公博は再三見舞いへ行けと勧める。この間も公博は連日恵の病室を訪ねていた。
 愛がそこまで文化祭にかけているのは今年がラストチャンスだからという思いだという。昨年の文化祭準備期間中、自分の企画にNGを出したということで怒った公博が「結婚してくれぇ!」との言とともに文句を言いに突然生徒会室を訪れた。聞けば公博の企画だけ却下したようで、常識から逸脱しすぎているためというのがその理由だった。なおも食い下がる公博に愛は1年の猶予を与え、「平河公博という人間の有用性」を見事自分に認めさせたらその時は来年の文化祭で要望を叶えてやってもいいと主張する。それ以来公博は愛の専属補佐に就任した。激甘なホットココアも公博が腹いせに買ってきたことがきっかけで初めは不味いのを我慢して飲んでいたが、いつしか大好物になってしまったのだという。
 企画の受付は既に終了していたが、磐鳥未来によって人知れず同様の企画が2年1組名義で出されていた。有馬かぐや平河鈴に自分が本当に何をしたいのか真っ直ぐぶつけることが大切だと諭され、公博は愛と自分双方の意思を優先させればよいと考える。次々と湧いてくる仕事を二人で片づけ、手術の前日までには残りの仕事を他の役員に丸投げしても負担がかからない程度にしておくというものであり、実際公博は担当する分量をこなすが、愛は予定分量を終了させられなかった。公博に退去を迫った時、このまま公博を失うのではないかという怖さから仕事に対する注意が散漫になり、公博が戻って来た時には既にスケジュールに大きく狂いが生じていたのだという。
 実は以前から公博に惚れており、半年以上の間片思いをしていた。最後に残った仕事を片付けるのは「有能な」生徒会長としての意地であり、母の手術には行くことができないと言った。公博はその仕事を全て一人で引き受けて愛を手術前日の母のところへ見舞いへと向かわせる。夜遅くまでかけて仕事をする公博に祥子、鈴、さやか、未来、つむじ、かぐや、瀬刃が次々と手助けにやって来る。
 無事遂行された文化祭。公博が提案した企画というものは「メイドカフェ」であり、愛はクラス規模のこの提案を全校の遵守事項にした。恵の手術はうまく行った。実は単なる盲腸の手術だったという。


セリフ

「下人を生かすも殺すも、主人の自由さね」
→公博の首をがっちり絞めて。

「私が慈善思想だけで他人に尽くすと思ってるのか?」

「沈黙が必ずしも金になるとは思うなよ?」
→公博に美薙つむじのことで。

「私は、何よりも私自身が一番可愛いんだから」

「下僕は黙って私に従え」
球技大会の対戦表に不満を漏らした公博に対して。

「……お前、殴り殺されたいか?それとも刺し殺されたいか?それとも……埋め殺されたいか?さあどれでも選べ、どれかを選ばんか能天気が!」

「私の欲求を満たすためだけに、生を謳歌しろ。異論は認めん」(かぐやルート)
→公博に対して。


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