登場作品:クレナイノツキ
鷺宮沙生の母。父が亡くなった時、鷺宮の家を継いだ。
子供の世話や社の仕事を全て夫の
伊吹に押しつけて村の若い男と遊び呆けていたといい、沙生からは蛇蝎のように嫌われている。昔から
金武のことが好きだったが、相手にされなかった。政略結婚のようにして結婚した伊吹とはそりが合わなかったという。
鷺宮の総領でありながら悪行は治らず、遠祖である
音無朱梨の諫言にも反省することがなかったため、遂には総領の資格を剥奪されることになった。代わりに伊吹が総領に就くことになり、総領を継承するための儀式である「
終儺の儀」が行われることになるが、儀式の最中に
金武が
可畏となって狂ったことで殺されてしまう。
実は遊び呆けるようになったきっかけは
大銀杏の
銀杏虫にある。