素人系総合 wiki - 桜庭亜依

桜庭亜依【さくらばあい】

CV:草柳順子?/登場作品:らくがきオーバーハート

 鞍敷帝学園1年。A型。始業式の日の朝、広場で激痛に苦しむ市原蒼也を助けた少女。千房美登里の勧誘のために襲来した運動部員たちに蹴散らされた蒼也を膝枕して介抱した。これが学校の広場での行動だったため、見世物として周囲の関心を呼ぶことになる。離れようとする蒼也と怪我を心配して離すまいとする亜依の間で一悶着あり、二人はキスしたあげくに蒼也の右手が亜依の胸に触れてしまった。亜依は突然のことに失神し、それ以来蒼也を見掛ける度に動揺して避けてしまうが、翌日の放課後、蒼也と嵩雅からあと1人部員がいないと廃部だと聞かされて、そのまま「落書探索同好会」に加入することを決意した。この出来事に限らず気恥しくなるとよく失神し、気絶する。また学園内には入学早々早くも隠れファンが多いという。
 お茶を淹れるのが上手く、同好会ではお茶係を務めている。蒼也の名前を知ってからは「市川先輩」と呼んでいる。
 料理が上手い。両親が共働きなため、出来る限り家事は自分でするようにしているのだという。街の繁華街から4駅というところに住んでいるらしい。
 最近は小物にはまっている。可愛い物を見ていると時の流れも忘れてしまうという。
 個別ルートは4月10日に亜依とと蒼也が落書散策のパートナーを組むことになり、始まる。翌11日の夕方に亜依は散策でブレスレットを無くした。高価なものではないが、小さな頃縁日で買ったものだという。翌日蒼也の提案で二人で繁華街にブレスレットを買いに行く。無くしたものに一番似ているという1000円しない安物を選んだ亜依はプレゼントは値段じゃなく、先輩が買ってくれるからプレゼントになるのだと言った。
 4月15日、昼にクラスメイトの男子から告白される。蒼也と付き合っているという噂が流れているが、自分と付き合えばその噂もなくなるという話だった。翌日亜依は断ったが、しつこく付きまとわれたため、「わたし、彼氏います!」と大声で嘘をついてしまった。同好会での決定で「彼氏のフリをする」ということで蒼也に白羽の矢が立った。白鐘吟雪の提案により収拾が付くまで落書散策は免除され、恋人らしく手を繋いで行動することになる。
 実は落書散策で蒼也と組むようになってから一段と蒼也を意識するようになっていた。それは蒼也も同じで部活以外でも授業そっちのけで一日中亜依のことを考えるようになる。しかし、出会った時のキスが原因で二人でいると気まずい雰囲気が流れ、お互いに一歩踏み出せずにいる日々が続いていた。
 美登里にけしかけられて蒼也は亜依と積極的に手を繋ごうとするようになり、また「亜依」と名前で呼ぶようになる。あくまで恋人のフリが名目であることから、互いに恋愛感情が芽生えつつも本音が言えない膠着状態が続く。二人の姿は学園中の話題になり、幾多の好奇の視線にさらされながらも、いつしか自然に振る舞えるようになる。少なくとも見た目は誰が見ても恋人であると思えるものになった。
 やがて亜依は蒼也の分まで弁当を用意してくるようになる。また、再開した散策中に雨に降られ、雨宿りと寒さ対策を兼ねて木の下で抱き合ったり、朝、足を捻った亜依を蒼也がお姫様だっこして登校したりとどんどん恋人らしくなっていく。
 4月19日の放課後、雨が降る中、傘を忘れた蒼也は亜依の小さな折り畳み傘に入り、二人相合い傘で帰途についた。亜依を駅まで見送った後、濡れて家に帰ったため、風邪をひいてしまった。翌20日は皆で懇親会を開く予定だったが、参加できなくなった。亜依は風邪だと聞いて取り乱して蒼也の家に見舞いにやって来る。看病に疲れて傍らで眠ってしまった亜依の寝顔に見惚れて蒼也は引き寄せられるようにキス寸前にまで至るが、美登里と黄金澤嵩雅が見舞いに来て中断する。
 二人の仲は次第に恋人だと周囲から認知されるようになり、顧問の菖蒲小路紫も庇うのに手を焼く状況になる。23日の昼食時屋上で、蒼也はもう恋人のフリをするのはやめ時だと亜依に告げ、「好きだ」と気持ちを告白する。亜依も受け入れてキスをする。出会って以来二度目のキスで二人の時間は始まった。落書探索同好会は「部内恋愛禁止」なため、当分は二人でいる時以外は先輩後輩のフリをすることに決めた。しかし、恋人のフリをやめたと聞いた美登里や嵩雅らは以前と同じように友人として接してくるようになり、二人きりの時間は狭まっていく。
 4月24日、蒼也の父が入院し、母が病院で看病するようになる。父本人は重病と言っているが、実際は体調不良と寂しがりらしい。蒼也は数日間一人で過ごすことになり、亜依が代わりにご飯を作りにやって来ることになる。亜依の家も明日は祝日なので両親で旅行に行っており、亜依一人だった。二人はその晩初めて体を重ねる。翌25日も蒼也の家で二人で過ごす。蒼也は門限だと言う亜依を送り出しに駅まで行き、そこでまたキスをするが、その現場を美登里に目撃される。この事実はすぐに嵩雅と柴村鈴子に連絡された。
 翌日蒼也と亜依は今まで擬態化していた落書が動かなくなっていることに気付いた。学園の神社に亜依は蒼也の気持ちが知りたいと祈った(蒼也は皆の気持ちが分かるようにと祈った)ため、願いが叶ったと判断されたのかもしれない。すなわち亜依は蒼也を、蒼也は亜依を好きなことが分かったからだという。二人はお礼参りに再び神社を訪れ、蒼也は「一生亜依を離さない。一生大事にする」と誓う。
 4月27日、蒼也はいきなり美登里から子供の頃から好きだったと告白され、放課後に返事をすることを約束させられる。亜依のほうも嵩雅から付き合ってくれと土下座で告白され、放課後に返事を求められた。また鈴子も初めて会った時から好きだったと亜依に抱きついてきて、返事はこれも放課後とされた。三つの返事はいずれも落書探索同好会の部室を指定された。放課後、蒼也と亜依は二人で部室へ来るが、そこで謀られたことに気づく。三人がそれぞれ告白することで蒼也と亜依が一緒に部室に来るかどうか賭けていたのだという。蒼也は観念して本物の恋人同士になったことを打ち明けるが、そこで吟雪が部内恋愛禁止を破ったことで二人を罰すると言いながら登場する。
 翌日、罰が執行された。恋人のフリをしていた二人が、本当の恋人になる過程を克明に記した張り紙が学園中に貼られ、二人の関係は完全に学園の衆目の知るところとなる。同好会のノートに蒼也は「鞍学至上最高恋愛のカップルは俺達だ!」と記載した。


セリフ

「ファーストキス……だったから………簡単に忘れることは……できません」
→キスの件を忘れるようにするという蒼也に対して。


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