素人系総合 wiki - 椎木莉佳子

椎木莉佳子【ついきりかこ】

CV:佐本二厘?/登場作品:潮風の消える海に

 聖ヨハネス高等学校1年で榎木田美潮のクラスメイト。当初美潮のことは「榎木田さん」と呼んでいた(後に「みーちゃん」となる)。宮地進との出会いは進が夜海芝浦駅から川崎まで美潮を送り届けた際のことで、この時莉佳子は両手に買い物袋を下げ、明るいワンピースを着ていた。美潮が自然に話す姿は初めて見たと言い、進のことで美潮に「ひょっとして、彼氏?」と問いかけた。人からは「莉佳子」と呼ばれており、「椎木さん」と呼ぶのは美潮くらいだという。
 母子家庭であり、本人曰く決して家柄は良くないが、ミッション系のお嬢様学校に通っているのはその方が虐められないからだということだった。進と同じく国道駅を最寄り駅とする。携帯は校則で禁止されているということからか持っていない。東上浩介とは昔同じクラスになったことがあるという。進からヨットでの航海計画を話され、興味を持ち仲間入りした。
 家は飲み屋であり、遠慮して高校では控え目に徹しているという。店ではご飯をよそったり、お酒を注いだりしかしないため料理は全然だと話すシーンがある。
 2年になっても相変わらず時間があればヨットに明け暮れる日々を続けた。他の面々と共にゴールデンウィークには船舶免許も取得し、8月に入りセーリングを繰り返していた折、美潮の前で急に進とデートすると宣言する。スクーターに乗った莉佳子は後部シートを軽く叩き、進に乗るように促す。もともと人気者だった美潮が6月頃からクラスの仲間とうまくいっておらず、どうやら自分で自分を追いつめているように見受けられるとのことだった。進を連れ出したのは美潮に何かあったのか尋ねるのが目的だった。進が本人がいないところで美潮のことを話すのを躊躇ったため、結局は進に一任することにした。その後も美潮と進の仲を応援していたが、夏休みのデートで二人の間にしこりが残り、美潮がもう顔を出さない事態に発展すると痛烈に進を批判した。
 3年となり、春頃からは家が近い進とよく帰るようになった。話題は主に世間話とヨットであり、恋愛めいたものは一度もなかったが、ある日、莉佳子のほうから突然ウチの近くの神社でお祭りに一緒に行かないかと誘った。一瞬たじろいだ進だったが、承諾すると莉佳子は頬を少し染めて本当にうれしそうにした。待ち合わせは川崎市。ウチの近くというのは高校の近くということだった。祭りの最中、はぐれないようにと莉佳子は進の左手をギュッと握りしめた。この日二人は結局口づけまで交わす。学校で密かに伝わる伝統に祭りでのデートシーンは即写メ付きでクラス全員の衆知されるというものがあった。莉佳子は本当は浩介のことが好きであり、結局これは美潮を再びセーリングへと誘い出すための計画の一環だったことが明らかになる。この時浩介のほうは莉佳子のことを「莉佳」と呼ぶようになっていた。
 夏休み中に浩介と二人でヨットで渡航へと旅立ったが、3日で海上保安庁に拿捕されて戻ってきた(渡航計画については宮地進の項目を参照)。進路は外語大学を受験するという。本人の知らないところで美潮が莉佳子の母親を繰り返し説得していたようである。


セリフ

「旅立ちはやっぱり北だよね」
→ヨットの航路について。


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