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天狗【てんぐ】

登場作品:クレナイノツキ

 祖先から続くアブキ谷の一族(憂流迦の一族)に関連する。戦争で母星を失い、僅かな同胞とともにボートで星の海を渡り、日本のアブキ谷に不時着したという。
 既に現在の地球を遥かにしのぐ高い科学技術を持っていた彼らは、いつ母星を破壊した異次元のメタ存在が襲ってくるとも限らないと危機感を抱き、先端文明を誇った大陸からの渡来人を装って、日本の技術水準をあげようと政府の中枢に取り入って様々な技術を提供してきた。
 そんな中、発見した母星を破壊した敵の亜種ともいえる存在を発見する。それがなど「モノ」と呼ばれる異世界からの侵入者であった。
 遺伝子的に99.987%が人間と一致しており、人との混血も可能。しかし、個体としての戦闘力は鬼に大きく水をあけられているという。また、鬼とは異なり、寿命は人間のそれに等しい。時代が進み種族内での人間との混血が広まっていったことは憂流迦の民の持つ特殊な力を失わせることにつながった。それは超能力と呼ぶものに似ており、とりわけ空間加速力と呼ばれる時空に作用して個体の移動ベクトルを操る能力を操れるものはごく僅かだとされる。

【追記】天狗に関しては様々な起源が主張されており、本作で描かれている天狗像はその一端に基づいている。元来天狗は中国起源の妖怪とする立場が多い。中国で「天狗」は天の狗(いぬ)であり、「流星」を指して天狗星(注*1という。これは中国で流星(もしくは彗星)の姿が狗に似ていると考えられたためであり、司馬遷の『史記』や明代の謝肇が執筆した『五雑俎』では音を立てる流星を天狗星と称している。天狗を天から降下し、地上に災厄をもたらす妖怪として捉えているのである。日本においては『日本書紀』に「天狗(あまきつね)」として初出する。


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