素人系総合 wiki - 田城隆一

田城隆一【たしろりゅういち】

登場作品:しょぱん!

 主人公。幼馴染の本多香織とはいつの頃からか「何かを賭けた勝負」をするようになった。夏休みに入った今回はバスケットボールのシュート合戦。「5本のうち何本取れたか」を競う得点制で、同点の場合は1本勝ち越しを争うサドンデス方式だった。隆一はついに勝利を収める。
 それ以前の2ヶ月は香織が連勝中だった。この間、隆一は焼肉食べ放題・映画・遊園地・水族館などの奢り、バスケ部の備品磨き・宿題代行・自転車での送迎・大掃除介助・飼犬の散歩代行などの雑用、「コーラ茶漬け」「激辛ケーキ」「鼻ペペロンチーノ」「椀こジャム」などの罰ゲームなど幾多の辛酸を舐めてきた。
 ここまで負け込んだのは理由がある。隆一は陸上部に所属しているが、猪突猛進型の性格が災いしてか球技全般がおそろしく苦手であった。2ヶ月前、梅雨入り前の時期にバスケットボール対決で敗れてからは競技種目の選択権が香織に移っていた。香織は隆一の弱点を突き、専ら球技系種目を勝負に選んでいたのである。球技ベタの一因として、昔、少年野球で顔面にピッチャー返しを受けてからトラウマになったとの香織の指摘もある。
 一般的に隆一は勝負に勝っても「何かうまいもん食わせろ」としか言わなかった。しかも材料は自分で負担するため、香織にとってはあまり痛手でない。そのため、勝負とは言ってもどこか必死さが欠けたものだった。しかし、この梅雨入り前の勝負で余裕を見せた香織につい頭に血が上った隆一は衆人環視の体育館で「お前を食わせろ」と発言してしまう。それ以後は、一転して真剣勝負に代わっていた。
 バスケットボールのシュート合戦。隆一が勝利した瞬間、体育館は万歳三唱がこだまして大騒ぎとなった。皆「幼馴染」から一向に進展しない二人の関係にやきもきしていたのである。「賭け」どうり二人はその後香織の家で交わった。お互いに初めて同士でキスするより先に体を重ねた。この日、隆一は泊まることになり、浴室へ移動、そこでも二人は交わる。その際、香織の秘部をクンニした隆一は、更に秘部をまじまじと見て写真にも撮りたいし、血が出てたから障子紙で魚拓にもしたいと言ってしまったため、香織から洗面器の角で何発となく殴られることになった。
 兄がいるというような記述があり、いつの間にか家で一番大柄になったと香織に話す場面がある。香織のことはいつの間にか気付かぬうちに惹かれていたという。
 体が資本とばかりによく食べる。香織の手料理はどれも大好物であるが、中でも焼き餃子が定番メニューとなっている。また「ブタ屋」の「ブタかけ飯」を好む。
 将来の夢は茶釜急便(←佐川急便のパロディ)の運転手だという。香織曰く、昔はブラジルに渡って金鉱を掘る人になりたいと話していたそうだが、隆一によるとそれは「ガキ」のころの話であり、よく考えたら「ブラジル語とかしゃべれねえし」ということだった。
 十数年前に現在通っている学校の体育用具室(今は取り壊されている)に香織と潜り込み、偶然女学生と1・2年目の若い男性教師の「えっち」を目撃してしまう。ばれないようにと二人は狭い跳び箱の中に潜んでやりすごしたが、真夏のサウナ状態の跳び箱内から見たこの光景が脳裏に焼き付くことになった。この体験以来隆一は無意識のうちに「香織の汗フェチ」になっていたのである。
 夏休みが明け、二人のカップルは「一般公開」されることになったが、昼食時に弁当を共にする自然さなど、既に熟練夫婦の貫禄と風格を漂わせていた。一方で二人の賭け勝負はまだ続いていた。ルール変更が1つなされ、「賭けの賞品は、勝敗決着後に勝者が好きに決める」ことになった。かくして1on1の変則バスケットボールに敗れた隆一は、校内報に自作の詩「旅立とう、愛の惑星に」をペンネーム「グロッキーあけぼの」で発表させられそうになった*1。この敗北で、二人が付きあうきっかけとなった勝利も「やはりまぐれだったらしい」と片付けられている。勝負にもはやギャラリーはいないが、隆一は香織の「アナル処女」を狙っていたため、本気度は高かった。
勝負のルール
1.前回の敗者が、物品や罰ゲームなどの「賭けの賞品」を提案する。
2.前回の勝者は、1を吟味のうえ今回の勝負の種目を提案する。
3.前回の敗者は1と2を勘案し、賭けに乗るor乗らないを決める。


セリフ

「自分の食い扶持は自分で稼ぐのが男のカイショーだからな」
→賭けの商品の食べ物の材料は自分で拠出している。女子生徒からは「この女(香織)にダマされてない〜?」と言われた。

「きょうからこの女は、身も心もおれのもんじゃー!うわはははははー!」
→バスケのシュート合戦対決で勝利して。

「大事にするからな、香織……!おれのもんだ。お前は一生おれのもんだからな……!」
→初めて体を重ねて。

「ええとな。『愛の惑星に旅立とうぜ』『おれたち二人で』」
(香織「あ、アイの?ワクセイ?」)
「ああ。『夢のロケットで』」
「『愛の彗星に着陸しに行こうぜ』。『夢のスペースシャトルで』」
→ロマンのある言葉を言おうとして。

「処女ゲットする前にここをじっくり見といて、ゲット前ゲット後って較べて……あだっ!」
→初行為後、浴室で香織の秘部を見て。「順番を間違ったかな」という言葉の後のこのセリフに香織は洗面器の角でがつんと隆一の頭を殴った。


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  • light?
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