素人系総合 wiki - 白鐘吟雪

白鐘吟雪【しろがねみゆき】

CV:楠鈴音?/登場作品:らくがきオーバーハート

 鞍敷帝学園3年。落書探索同好会の会長。AB型。下級生にもファンが多いが、基本的に人を寄せ付けない性格で玉砕率は100%だという。
 市原蒼也とは出会いの時だけでなく、翌日の昼休み時にも白パンを曝してしまったため(注*1、第一印象は「最悪」なものであった。桜庭亜依が加入し、同好会が規定人数に達した後もあと一人加入すれば蒼也の退会を認めてやると主張している。
 怒ると恐ろしい人物。本人曰く生まれて来たことを後悔させるだけの衝撃を相手に与えることができる。実際、パートナーを組んだ黄金澤嵩雅は仕打ちを受けた翌日、一日中気絶していた(美登里ルート)。
 贅沢を敵としている。毎朝早く来て食堂の昨日の売れ残りのパン(大体毎日10個程)を全て買い占め、それを3食の食事としている。中でもツナサンドが好物である。料理は体にも財布にも優しいため、基本的に卵焼きと味噌汁とご飯ばかりであり、どれも味付けは薄味であるが、卵焼きにはソースをかける。他には母の味を再現した煮込みハンバーグが得意であるが、それら以外は料理を作らない。本人曰く、料理は不得意ではないが、レシピを覚えるのが苦手だという。甘いものは飲食すると嬉しくてニヤけてしまうため、自粛しているという。
 個別ルートは4月10日に吟雪と蒼也が落書散策のパートナーを組むことになったことから始まる。吟雪自身も不快で仕方がないが、蒼也は物覚えが悪そうな上、放っておけばサボる危険性が高いから止む無くパートナーに選んだ。嵩雅や千房美登里は触らぬ神に祟りなしと言う形で早速探索に出掛けた。美登里はこの時「惜しいヤツを亡くしたよ。パンツの呪いってあるんだねぇ」と言っている。
 散策では「一日の終りは、一日の最初に来た所を調べる」ことを鉄則としている。吟雪は蒼也が散策に協力的なことを心底意外に感じており、落書の真っ当な解釈を聞くことは嬉しいが、それを蒼也が発したとなると悔しいしイライラするという。蒼也が真っ当な解釈ができるのは落書を擬態化させることができるためだが、自らが気付かなかった落書の真意を見抜いたことでパートナーとして少し見直すようになる。
 翌11日の探索の後半は何も会話がなく、疲れたと主張する蒼也と口論になった。吟雪にとっては蒼也の行動のほとんどが思慮を欠いており、一緒にいるとストレスが溜まって仕方がないという。また、この日の朝から急に蒼也の父が過労で風邪をこじらせて入院している。
 12日は部室にクモが発生し、吟雪は大騒ぎして部屋を飛び出してしまった。クモは大の苦手であり、クモを心から愛する嵩雅と言い争い、強引に殺虫剤を全部使って駆除した。その日の探索では互いに相手のことを考えて話すように決めたもののまた口論に発展してしまう。蒼也は部活の終りに一緒に帰ろうと言うが、吟雪は顔を真っ赤に染めて断った。
 13日は休日であり、朝から蒼也は美登里や嵩雅・鈴子と遊びに行く約束をしていた。帰宅後、蒼也はなぜか自宅に吟雪がいることに気付く。蒼也の母は書置きを残して父の看病に出掛けていった。今朝、吟雪の住むマンションの部屋(3階の5号室)で事故が発生したが、マンションの工事と掃除が終わるまで吟雪を蒼也の自宅で預かることにしたのだという。知り合いが吟雪のマンションの大家だったことからのよしみだったが、若い男女が二人きりになることについて蒼也の母は気付いていなかった。ただ、吟雪はしっかりしているし、蒼也に襲う甲斐性はないだろうから問題ないだろうという認識ではあった。蒼也の母は看病でしばらく帰れないという。
 翌日蒼也は吟雪からマンションの荷物を取りに行くように促されたが、部屋で見たものは何百匹ものクモが一斉に動き出す光景だった。大家さんによると天井裏や壁の裏にあった卵が一斉に孵化したからだという。荷物はクモの巣のど真ん中にあった。帰宅後、二人はお互いの予定を合わせることにし、吟雪からの一方的な提案により、調理炊事は吟雪が担当し、掃除は二人で分担、風呂は偶数日が吟雪、奇数日は蒼也が先に入ることになった。日程は以下の通り。その後、偶数日(14日)だということに気付かなかった蒼也は風呂に入ろうと全裸でいる吟雪を真正面から目撃してしまい、そのままボコボコに殴られた。また、吟雪は就寝時下着で寝る癖がある(眠る前には枕に深々と顔を埋める)が、夜いつもの癖で下着姿でいるところを蒼也に曝してしまう。共同生活が始まってすぐのこれらの出来事に吟雪は散策で見所があると思ったものの、蒼也は基本的に自堕落で阿呆だということを再認識する。
 翌日の夜、お互いの欠点(蒼也…自発的な事をしないのに批判している、吟雪…身勝手で言葉が足りない)を指摘し合い、後は入浴して寝るだけという時に、注意していたにも関わらず蒼也は今度はトイレに入っている吟雪を目撃してしまう。鍵を閉め忘れた吟雪に責任があると主張する蒼也だったが、認められずまたひどく殴られた。
 翌16日、蒼也は朝から大寝坊してしまい、休み時間にも食堂で吟雪と激しく言い争い、部活でも気まずい雰囲気が流れる。吟雪は蒼也の前では何故かかっとなってしまうことを気にして努めて冷静に、なるべく蒼也に合わせてみようと考えるようになる。その夜開いた反省会で、蒼也が列挙していく改善点を素直に聞き入れようとする吟雪だが、味付けが薄いという指摘を不味いと捉え、鉄拳を飛ばした。その後二人は夜の散歩に出かけたが、結局は口論しているほうがお互いらしいという結論に至った。蒼也にとって月に照らされ屈託なく笑う吟雪の表情はとても綺麗に見えた。以来、二人の関係は角が取れたものになっていく。
 17日、今度は朝から蒼也が着替えているのを吟雪が目撃する。また蒼也が洗濯した自分のシャツを取り出す時に吟雪の取り忘れたパンツを発見し、一騒動あった。その日の探索の終りには木の上の枝に落書があるとしてよじ登った吟雪があと少しの所で落下し、カバーに入った蒼也に覆いかぶさるアクシデントが起こる。その時に吟雪が右足を捻ったため、蒼也はおぶって部室まで連れて行く。蒼也の背に捕まり、吟雪の胸の鼓動はなぜか激しく高まっていた。結局途中で下ろしてもらい、吟雪は蒼也に先に帰るように促す。
 一晩では怪我は完治しなかった。翌日雨の中の散策で再び足が痛み出し、蒼也は問答無用で吟雪を抱え上げる。吟雪の希望で人目に配慮して旧広場の茂みで一旦下ろし、寒がる吟雪にジャケットをかぶせて自らの太股の上に乗せた。結局吟雪をおぶって部室に戻ることになる。部室に戻った蒼也はおぶってきた状況を説明するが、嵩雅だけは蒼也と吟雪の関係を怪しいと見て、美登里との帰り道にサークル内の不純異性交遊を取り締まることを名目に蒼也達を監視すると言い出した。その話を偶然菖蒲小路紫が聞いており、加勢すると言い出す。
 翌日、嵩雅は毎時間ごとに蒼也に付きまといだす。散策の時まで茂みに隠れて様子を伺っていた。散策の最中、二人は誰かに見張られていることに即座に気付き、相手を撒くために蒼也は吟雪をおぶってダッシュで帰宅した。
 翌20日は土曜で休日である。再び大量のクモが占拠するマンションから残りの荷物を運び出す作業だったが、帰りに雨に逢い、吟雪が風邪を引いてしまう。熱にうなされ、家庭のことをうわ言のように繰り返す吟雪に蒼也は思わずキスをする。結局蒼也はその晩付き添いで看病した。夜が明け、吟雪の風邪は治った。目覚めたら隣に居る蒼也がいることに驚いたが、朧げながらキスをしたことは覚えていた。看病のお礼に吟雪は背中を流しに風呂に入ってくる。そこでキスの状況を聞かされた吟雪は蒼也に嫌だったかと尋ねる。蒼也が逆に聞き返すと返事は待って欲しいと出ていった。
 翌22日の創立記念日は朝からぎこちない雰囲気で、いつものように買い物を頼まれた蒼也は商店街に繰り出し、そこで美登里に会った。嵩雅と紫が疑っていることを伝え、その上で蒼也と吟雪と付き合っているなんて何で思うのか(ありえない)と茶化している。帰宅後、蒼也と吟雪は思いをぶつけ合い、告白に発展する。
 吟雪は幼い頃に母を病で亡くしている。父は現在母が入院していた病院の看護士と再婚しようとしており、未だ仲睦まじかった両親の記憶が残る身として父の再婚には断固反対している。そしてなぜか蒼也の顔が父とダブり、想いを伝えあってもなお、裏切られるのではないかと気を揉んでいた。
 23日。蒼也が美登里と抱き合う姿を目撃し(実際は蒼也が吟雪との顛末を美登里に話し、美登里が祝福がてらからかっていただけだった)泣いて駆け出す。誤解を呼んだことに美登里もショックを受ける。
 翌24日、蒼也は美登里を連れて再び校内の神社に参拝する。美登里は先輩と仲直りできるように、蒼也は吟雪のためにできることを教えてほしいというものだったが、これを機に蒼也の落書を擬態化する能力が失われる。能力で相手の気持ちを知っても、それが使えなくなれば相手の顔を伺うようにしか接せられないのでは意味が無く、結局は自分の気持ちに素直になることが大事だと気付いた蒼也は校内で吟雪を抱きしめ、キスをする。吟雪もそれに返した。その日二人は初めて体を重ねる。
 翌日の夜、翌翌日(26日)の朝といちゃついたが、26日に登校した際に嵩雅には蒼也が何か悩んでいるように見えたといい、それを小耳に挟んだ紫は古典的な方法を使うと言い残して去った。帰宅後に二人は浴室で交わっていたが、その間に紫は嵩雅や亜依、美登里を連れだって持っていた合鍵で蒼也の家に勝手に上がり込む(蒼也の家は蒼也達家族がいない間、紫の家で管理していたのだという)。浴室から物音が聞こえるということで嵩雅とともに調査に乗り出すが、そこで裸でいる蒼也と吟雪と鉢合わせることになった。紫は説教モードになり、不純異性交遊の上、同棲となれば処分は一つしかないと息巻く。隠していた美登里も隠蔽罪に当たるというが、処分は後ほど下すと言って去っていく。
 処分は部活への参加を禁止、部室にも近づくなということだったが、しばらくして急に呼び出しがかかり二人が部室に行くと吟雪はウェディングドレスに、蒼也はタキシードに着替えさせられた。紫は顧問としても風紀指導としても目をつぶることはできないが、婚約して親同士の取り決めなら何とかできると言う。吟雪はその場で父に連絡して和解し、今度挙げるという父の結婚式には蒼也と2人で参加することを約束する。

<家事分担等日程>
■起床…6時30分
■朝食…7時00分
■白鐘出発…7時40分
(以降学園)
■白鐘帰宅…17時20分(部活により変動)
■市原帰宅…18時(部活と買い物の状況により変動)
■夕食…19時00分
■就寝…21時00分(目安。個々による)


セリフ

「桜庭の弱みに付け込んで己の欲望を満たすとは……貴様という男はあああ!!!」(桜庭亜依ルート)
→亜依が蒼也のために弁当を作って来ていることを知り。

「私なら心配いらん。何か面倒な事を起こしたのなら、生まれて来たことを後悔させてやるだけだ」(千房美登里ルート)
→吟雪とパートナーを組むことになり喜ぶ嵩雅を牽制して。

「それにしても市原……貴様というヤツは、神聖な部室をなんだと思っているのだ!」「部室をラブホ代わりにするな!」
→美登里ルートで部室で美登里とセックスした蒼也に対して。

「死んでしまえ!」
→殴る時の口癖である。本編中に何度となく登場する。


関連スレッド

※作品別スレッドはない。


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