素人系総合 wiki - 美薙つむじ

美薙つむじ【みなぎつむじ】

CV:成瀬未亜?/登場作品:夏色ストレート!

 身長160cm。B85 W60 H84 44kg。趣味は読書。西京マクロスファンである。朝遅刻しそうになり街中を疾走する公博と出会い頭に衝突し、履いていた「クマさんパンツ」を見られる(磐鳥未来によるとこの衝突の型は「絶滅危惧種の出会い頭近接タイプ」だという)。その後転入先が公博の教室であったことを知ったつむじは「運命の赤い糸」だと解釈し、公博に「とりあえず……結婚しとく?」と言った(注*1。ちなみに翌朝も同じように衝突している。
 体重には敏感で、カロリーの高いものは避けようとする。
 今までに転校・転入を行った回数は26回に上る。まだ小学生の頃、転校を繰り返すうちに初めて親友と呼べるくらい仲の良い友達ができた。別れの時は泣き、その娘も家まで見送りに来てくれたが、年月を経るごとに疎遠になり、文通も返事がなかなか届かなくなった。それ以来、何もかも信じられなくなってなるべく他者と関わらないように過ごすようになったのだという。公博にも「私に構うな」と強い拒絶を見せたが、実際は他者と関わりたい、他人の温もりが欲しいという態度を垣間見せる。
 高城さやかの朝練召集に対して唯一参加しなかった人物である。さやかの「殺人ボール」を避けることができる程の反射神経を持つ(後述を参照)。
 幼い頃に母を病気で亡くし、それから父の美薙はやてと二人で暮らしてきた。家計を支えるためかスーパーの特売戦争によく行っていることを思わせる記述がある。昼食はパンか学食であり、弁当は作らない。料理経験に乏しく、包丁を逆手に持つ程である。一人遊びに費やす時間が多かったこともあり、UFOキャッチャーはかなり手慣れている。
 公博は球技大会を通じてつむじを人の輪に引き込ませようと決意し、「もし球技大会でうちのクラスが優勝したら美薙つむじが正式なクラスメイトとなること」をつむじに約束させた。反対条件はつむぎから提示され、もし負けたら「クラス単位でつむじに過度に干渉しないように努める」ということである。
 つむじは「最強のお荷物になってやる」と息巻いたが、練習中に公博が右足を挫く怪我をしたことを秘かに案じてもいて、本番では公博の足を庇う行動を取った。最後の種目となるソフトボールで相手の2年3組が皇愛からの忠告を受け、全てセンターを守る公博に打球を飛ばしたため、ついに我慢の限界が切れた。元々はソフトボール部だったというつむじはさやかをも委縮させるほどの剣幕で周囲に指示を出し、結果クラスを勝利に導く。ただし、満身創痍で勝ち取った勝利だっただけに続く2回戦で破れ、優勝はできなかった。
 全種目が終わりフォークダンスの音楽が鳴り響く中、公博とつむじは蚊帳の外にいた。そこへさやから2年1組全員が集まってくる。クラスメイトにはなれないというつむじに対して、さやかは相手がどうこうではなく大事なのは自分であって、自分にとって意義を見いだせるなら過去の親友との一件も気にすることがないと語りかけ、目を覚まさせることに成功する。
 閉会式。姿の見えない公博を探しにやってきたつむじは、負けた責任に「結婚、しようぜ」と言った公博の言を真に受ける。公博は断られることを前提に言っただけに動揺するが、つむじも本気ではないと返してその場を収めた(閉会式以後は個別ルート)。
 夏休みになり、皆で海水浴に行く。夜は有馬かぐやの子会社が運営するホテルに泊まることになり、海辺で公博とつむじは二人きりになった。自分が皆と溶け込めるようになったきっかけは間違いなく公博のおかげだと言い、夜空の下キスをする。それは「あなたが……大好きです」というつむじからの愛の告白だった。
 それ以来1週間もの間どうしたらいいのか思い悩む公博だが、妹のからのアドバイスでさやかに相談することにし、返事を言うべきだとさやかから背中を押される。家を突然訪れた公博につむじはびっくりし、心の準備がいるとのことで夏祭りに正式に告白の返事を受け取る約束を取り付けた。
 夏祭りは屋台の食べ物をひたすら食べるだけで終わったが、最後に引いたくじ(1回400円)で公博は指輪を引き当てる。それをつむじの指にはめている際に公博が屋台のおじさんに彼女ではないと言ったことで切なくなったつむじは逃げ出す。追いかけてきた公博は指輪を左手の薬指にはめたことを教え、ちょうど鳴り出した花火の下で「好き」だと告白した。その場で二人は交わることになる。
 その後何となく気恥しく会わずにいた二人は夏休み明けの初日にようやく教室で顔を合わせる。しかし、その様子があまりにぎこちなかったことから一瞬で周囲に関係がバレてしまった。未来によると「カスタードシュークリーム5つ食って更にパフェ5つ食した後、苺ショートホールを一人で全部食べるくらい」胸焼けする光景だったという。
 公博から弁当をせがまれ悪戦苦闘して作ろうとしている最中、父のはやてから転校することを告げられる。弁当の出来は玉子焼きが「辛」く、ミニハンバーグが中身が十分に加熱されていないため「冷たく」また「甘み」がするものであり、公博はこの激甘生焼けハンバーグを飲み干したところで気を失った。つむじはさやかに泣きつき、以後さやかの熱血指導を受けて弁当を作ることになる。自らが修行していることを隠して弁当は毎日さやかの手を通して公博に手渡してもらっていた。ようやくさやかとその母の鞘子のお墨付きを得られるようになった頃、再びつむじ自身が公博に弁当を手渡すことになる。
 公博がおいしく食べてくれ、キスもし、交わったことでもう思い残すことはないとして、つむじは突然別れを切り出す。理由は転校するに際して思い出は綺麗なままで置いておきたいというものだった。
 引越しの当日、公博は自らの思いを手紙に綴り、つむじに手渡した上で文通することを提案する。文通はつむじの昔のトラウマだが、それゆえに文通を続けて、いつか自分達の力で再会した時に、まだお互いを好きなままでいられたらその時に本物の恋人同士になろうと告白する。そこへ見計らったようにかぐやからの辞令が下り、つむじの父・はやての転勤がなくなったことが明かされた。
 ここまで至るにはとりわけさやかと愛の両面からの努力があった。公博が手紙を書くのに集中するために、さやかはつむじが公博と接触しないよう常に注意を自分に引き止めておくように画策した。そして愛はかぐやの弱みを利用してはやての転勤をストップさせ、なおかつさやかと鏡月祥子を焚きつけて引っ越し当日にトラックに追いつくように取り計らった。
 転校の心配がなくなった二人はその場でキスをする。そしてこれまで以上に深く愛し合うようになった。

【追記】初めて会った時から真っ直ぐに公博を見ていたところがあり、さやかやかぐやのルートでも積極的にアプローチする様が見受けられる。さやかルートではそのまま転校することになった。


セリフ

「わ〜……本当に運命の赤い糸ってヤツは存在するんだねぇ」

「人情とかさ、確かに大事だとは思うけど。それをちょっと無視したからって、一方的に悪って決め付けるのもどうかと思うんだよね、私」「最終的に辿り着くところが一緒なんだから、納得してあげないと」「感情が一番大事って、断言できるはずないんだからさ」
西京マクロスの補強姿勢について。


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